ピーターの法則というのは、組織内で起こる不思議でとっても怖い現象のこと
まず、想像してみて下さい
もし、幼稚園でみんながとても上手に絵を描けるようになったら、
先生が「よくできたね!次はもっと難しい絵を描いてみよう!」って言いますよね
大人の働く場所でも、仕事が上手にできると「もっと難しい仕事をやってみよう!」って言われるんです
いわゆる出世ですね
しかし、ピーターの法則では、いつかはその人が新しい、もっと難しい仕事がちょっと苦手になっちゃうことがあるという方法です
その人はその難しい仕事をずっとやり続けることになるのだから、みんなが自分の得意じゃない仕事をしている状態になることがある
簡単に言うと、ピーターの法則は「みんなが得意じゃない仕事をするようになるかもしれない」っていうことを説明しています
有能な人材が無能化するメカニズム
ピーターの法則をそのままビジネスの世界に適用した場合、階層組織を構成するメンバーは職務上最高の地位に達した後、さらに昇進することで無能化する場合があります
昇進・昇格制度における問題
成果主義を厳格に導入している企業を除くと、人事制度上、昇進の目安はあっても、
降格の具体的な要件が定められている企業はなかなか少ないのではないでしょうか
そのようなケースでは、人材は一度昇格してしまえば、降格は起こりにくいため、ピーターの法則が起こりやすくなります
組織に無能な管理職が発生する理由
現在ついている地位において有能と評価された人材は、次の階層に昇進されます
昇進後の地位において必要な職務遂行能力がなかった場合には、人材はそれ以上昇格することなく、無能化し、その地位を維持することになります。
出世した事で自分が偉くなったと勘違いをして努力をしなくなる事で無能な管理職へとなっていくケースも多いです
今月出世したからと言って、来月にいきなり能力が上がる訳ではないですからね
そうして無能な管理職が各地位を占めるようになり、組織全体がだんだんと無能化していくのです
ピーターの法則が組織に及ぼす影響
・無能な管理職が自分の言う事を聞く都合のよい人材だけ評価して無能な管理職を量産する
・無能な管理職のたまり場と化した組織では、有能な人材から会社に見切りを付けて退社していく
・無能がゆえに生産性はガタ落ちし組織が崩壊していく
ピーターの法則の回避方法
1・人に仕事を付けず、仕事に人を付ける
いきなり昇進させるのではなく、その必要な仕事を細分化して、その仕事を行ってもらう代わりに昇給させたりインセンティブを払う
また、昇進前に訓練期間を設けるのもよい
2・助けてもらう
難しい仕事があっても、一人で全部やるのではなくチームや外部の人材を一時的に招いて助けてもらうようにする
3・練習する
新しいことを学ぶのは大変だけど、たくさん練習すれば上手になるものです
絵を描く練習をするなら、まずは下手でもいいから沢山描く事、沢山描いていくうちに早く描けるようになり、早くなったら今度は質を求める
4・適切な仕事を見つける
もし本当にその仕事がその人に合わないと思ったら、一度降格させるのもよい
「無能である位置」というのは、自らの能力を発揮できない地位のこと
そのままの地位にいれば本人には苦痛が、また周囲にも悪影響を及ぼしてしまうリスクが発生します
最後までご覧いただきありがとうございます
代表取締役 松田修身
2000年 中部大手法人入社
2014年 エリア長職就任
2020年 稼働ランキング日本一達成 退社
同年 プランニングオフィス 設立
2024年 BRAINDIVE株式会社 設立
現在 ご支援店舗70店舗を突破
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