パチンコ機がヒットする理論を、イノベーター理論を使って解説
イノベーター理論は、新しい商品が社会に広がる過程を5つの段階に分けて説明する理論です
1.イノベーター(革新者):パチンコ機を最初に打つ人の割合は、約2.5%
パチンコで新しい機種が出た時、最初にプレイするのがこのイノベーターたち。 彼らは新しい遊びや機種が大好きで、まだ誰も知らない段階で「どんなゲームか?」とすぐに試しに行く新機能や新しい演出、デザインなどに惹かれて、リスクを恐れずチャレンジするタイプ🎰。
2.アーリーアダプター(早期採用者):次に打つ人の割合は、約13.5%
イノベーターたちの口コミや評判を聞いて、「面白そう!」と少し早めにプレイする人たち。有名なユーチューバーやパチンコ専門誌で紹介されると、このグループの人たちが動き始めたりします👀✨。
3.アーリーマジョリティ(前期多数派):さらに約34%
このグループは、パチンコホールで「いつも混んでるな〜」とか「みんなやってるから自分もやってみようかな」と思い始める人たち。 新しいパチンコ機がテレビCMや雑誌、ポスターなどでどんどん宣伝され、みんなが「これ、面白い!」と言い始めると、安心して自分もプレイし始めるタイプ📈。
4.レイトマジョリティ(後期多数派):さらに約34%
このグループは、周りが新しいパチンコ機で遊んでいて、ホールも大賑わいになっているのを見てからやっとプレイをし始める人たち。なので少し遅いスタートになります🕰️。
5.ラガード(遅滞者):最後に約16%
この人たちは、一番最後に一番新しいパチンコ機に興味を持つタイプ。 新しいものにはなかなか手を出さないけど、長い時間経ってから「昔からやってるパチンコ機より面白いかも?」と思い始めるような頑固おやじ的な人たち😅。
キャズム理論(Chasm Theory)
新製品が市場に広がる過程で、「②初期採用者(アーリーアダプター)」から「③先行主流派(アーリーマジョリティ)」 **に移行する際に、 **大きな壁(キャズム、溝)**が存在するという理論です。
この「キャズム」は、多くの革新的な製品や技術が諦める大きな障害で、乗り越えられなければ製品が広く普及する前に失敗してしまう可能性が高いと言われています。
イノベーター2.5%とアーリーアダプター13.5%を足して16%
この16%の先行者たちが良い評判をしてくれたり、リピートしてくれることで次の大きな層である、アーリーマジョリティ(34%)が動き出す事で大きな層をゲットしてヒット機種が誕生していきます
つまりヒット機種誕生の壁は、16%の壁を越えられるか!にかかっています
16%の壁を越えて、34%、34%を超えて、最後の集団である16%(ラガード層)まで到達した機種が「海物語」であり、「ジャグラー」なのです
まとめると:
- 最初に「イノベーター」が新しいパチンコ機を試してみて、彼らの評判がどんどん広まっていきます🌱。
- 「アーリーアダプター」がその情報をキャッチして少し遅れてプレイ開始✨。
- ホールで人気が高まり「アーリーマジョリティ」が参戦し、有力なプレイヤーが集まります📊。
- さらにその後は「レイトマジョリティ」が流行に乗って最終的には「ラガード」も参戦します📉。
色物スペック考察編 |
2024に続けて発売されたデカヘソシリーズである
「LT貞子」「eユニコーン」は、市場評価とは裏腹に悪くない数値が確認できています
では、この両機種や、今後のデカヘソシリーズは、ヒット機種となりえるのか?について考察してみたいと思います
LT貞子 実質販売台数初期ロット2,800台、増産2,000台で合計4,800台
eユニコーン 実質販売台数5,000台
2機種の共通した特徴は、言わずと知れたデカヘソで1,000円スタートで30回回せる訳ですがこの2機種が好調な理由は、結論から言えば需要と供給のバランスが良いという事になるかと思います
この2機種の1人あたりの遊技時間は、Pまどか☆マギカ3LM3、PアズールレーンTHE、e Re:ゼロn2M13、P緋弾のアリア~LT搭載FSZ、更にe北斗の拳10GHEGよりも【低い結果】が出ています
つまり、1人あたりの遊技時間が低いのに稼働が好調な理由は一つしかなく、上記の機種達よりも1台あたりの遊技者人数が多いということです。
つまり、需要に対して供給が少し足りていない状態である為、好調な数値が出ているという訳です
ヒット機種の多くの場合、初期ロットが需要に対して少し足りないぐらいで始まり、増産、増産を繰り返し、より大きな客層を獲得していく流れです
つまり現在(2024.9)両機種共に5,000台ですから、16%の壁に挑戦している段階となる訳です
この16%の人たちから良い評価を受けないとキャズムを超えて、次の大きな層であるマジョリティ層に到達しません
この2機種は16%の人たちに良い評価を受ける事が出来るか?
結論から言えば、1人あたりの遊技時間が低い点においては、既に答えが出ているものと考えられます
貞子、ガンダムという強いコンテンツの割に初期ロットの少なさ、更にデカヘソという新規性と話題性を兼ね備えておきながら、
16%の壁を越えれないのではないか?と私が考察する理由は、運用方法に問題がある為だと思っています
仮にこの2機種にヒットするポテンシャルがあったとしても、分岐スタートが30回程度と高い為、スタートを削りすぎてしまうのでデカヘソは、玉利が上がりすぎてしまう傾向にあり、遊技機運用の失敗によって壁を越えられないと考察しています
1000円スタートの重要性
どんなビジネスでも同じですが商品の良し悪しを決めるのは、お客様です
最後は、お客様に気に入って頂けなければヒットしません
我々は、年間数百機種の新機種を評価している訳ですが、コンテンツが強くて、スペックが強くて、販売台数などを加味して高評価や低評価などを行います
しかし、以外と見落としがちなのがお客様目線である1000円スタートなのです
TS(投資)に対して平均TY(獲得)が多いとスペックが強くなる訳ですが、強いスペックのデメリットが分岐スタートが低くなるという事です
直近の機種で言えばPフィーバーダンまちFや、少し古い機種のハーデスのようにいくら見返りが強いスペックでもスタート13回では、下振れした時に1万円で100回も回らないのです
2019年に発売された赤牙狼 TUSK OF GODは、結果的にメーカーが回収をするほどお客様側したら良い台だった訳ですが
ホールからすれば、甘すぎて回せないので、どんどんスタートを絞っていきます
その結果、スランプがきつくなり、下振れした時に遊技者が耐えられなくなり、離脱することでスカスカ感が出て直ぐに稼働が飛んでしまいました
CR真・花の慶次M2‐K1 秘話
当時三洋様がギンギラパラダイス 情熱カーニバル1/99、1個賞球を地味に当てており
1個賞球機に可能性を感じていたメーカー様が、お試し的な感じで数機種発売しており
この機種は2015年12月にその流れの中でニューギン様から発売された1個賞球でした
たぶんほとんどのホール様が記憶にない程、全く売れなかった機種ですが(笑)
スペックは、1/259で53%投入でST120回80%継続の連荘機で、スペックは悪くない為
当時私が責任者をしていた法人でも数台程度導入していましたが、結果は直ぐに稼働が無くなり撤去候補でした
しかし、スペックもコンテンツも悪くないのだから、運用方法に問題があるんじゃないか?っと仮説を立て
1度撤去されたM2-K1を店長に言ってもう一度運用し直すように指示をしましたが2度目の設置でも直ぐに稼働が無くなり撤去になりました
しかししつこい私は、当時1番メンテナンスが上手い店長とスペックもコンテンツも悪くないはずなのに何が悪いのだろうか?と色々話しあった結果。
注目される台数に到達していないんじゃないか?
5台程度ではお店のやる気も伝わらないし、良い評判も伝達されずらいという結論に至り
今度は、20台で挑戦してみる事にしたのです
店長も3回目なので運用にも気合いを入れて、S1で7.2回で玉利0で運用したところ、一気に稼働が45,000を突破しました
その他の店舗にも【注目される台数】の導入と【運用方法】を横展した所、全店が40,000稼働を突破したのです
直ぐに中古市場から中古を買い集め(1台7万円)主力店舗に40台導入した所、月間稼働平均45,000を弾き出しました
結果的に認定を受けて旧基準機の撤去になるまでの約5年間は、この稼働を維持しながら玉利12銭~15銭維持し続けました
もっと詳しく聞きたい方は、下記のLINEを登録して質問して頂ければお答えします(^▽^)
最後までご覧いただきありがとうございます
代表取締役 松田修身
2000年 中部大手法人入社
2014年 エリア長職就任
2020年 稼働ランキング日本一達成 退社
同年 プランニングオフィス 設立
2024年 BRAINDIVE株式会社 設立
現在 ご支援店舗70店舗を突破
業界初!新感覚【無料顧問】
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